CPMはなぜ危険なのか
TechCrunchに「CPMを殺しましょう, 絶対に生き返らないように」という記事があった。CPMはクリックではなく表示回数でお金を払うWeb広告の仕組み・・・なのだが、この記事によれば、要するに「CPMは存在しない方がいい!」ということらしい。内容に関わらず、こういう勢いのある記事はそれだけで応援したくなりますね!
まず、CPMとは何か。
CPMとは、Webサイトの広告掲載料金の単位の一つで、掲載(=インプレッション・表示回数)1000回あたりの料金。Cost Per Mileの略。
http://e-words.jp/w/CPM.html
この記事を要約すると、以下のとおり。
- まず、広告費がCPMで決まる
- つまり、サイト運営者としては広告の表示回数が最も重要なポイントになる
- すると、広告の表示回数が最も多くなるようにページを作成し始める
- ということは、広告がたくさん掲載されていたり、ムダに長かったり、ただキャッチーなだけのサイトが増える
- 結果、ユーザに提供されるのは、大量の粗悪なコンテンツと悪質な広告になる
記事中に、なぜ多くのサイトが意図的に、何かのトップテンリストや写真集、よその記事の1パラグラフ要約の寄せ集めのようなページばかり、大量に提供しなければならないのか?と書いてあるが、納得する人は多いのではないかと思う。
広告を出稿する時の注意点
では、広告を出稿する側の人間としては何を考えればいいのか。
CPMの場合、広告の表示回数あたりで課金されるため、「たくさん表示されたけど、売り上げに全然つながらなかった」となりやすい。広告の表示回数あたりで課金されたとしても売り上げがあがる計画を立てることが重要。
例えばリスティング広告も同様。検索エンジンの利用者にとっては、自分の関心に関連した広告が配信されるため、有用な広告形態と思われている。しかし、アクセス数を増やすことを目的にリスティング広告をしてしまうと、結局、「たくさんクリックされたけれど、売り上げに全然つながらなかった」となる。CPMと変わらん。クリック回数で課金されたとしても売り上げがあがる計画を立てることが重要。
Web広告は効果を「直接測れる」といわれているが、結局、Web広告で用いられている指標は、テレビ広告の視聴率や雑誌広告の発行部数などと本質的には変わらない。もちろん、効果の測りやすさは全然違うけれども。
オマケ:SFA/CRMの情報収集をしている方へ
質の高い記事を日々配信し続けているブログを見つけました。ブログ名はappexchange。当社では、「顧客開発型」の営業アプローチを実現するソリューションを提供しているのですが、このブログでは、SFA/CRMに関わる情報は十分に発信できていないと思っていました。そのような情報を見てみたい方は、appexchangeをご覧になってみてください。ガートナーのSFAに関わるMagic Quadrantを紹介しているこの記事など、とても有用だと思います。


